マス類のサンクチュアリ「奥日光・菅沼」の試釣りで大物続出!

時の記念日だった6月10日、栃木と群馬の県境になっている国道120号の金精トンネルを越えてすぐの群馬県片品村東小川にある「菅沼キャンプ村」が管理するマス類のサンクチュアリ「菅沼」で、同17日からの解禁に先立って「SFC」(菅沼フィッシングクラブ)会員らによる試釣りが行われました。
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今から20年ほど前、国道を沼田方面へ下った丸沼の湖畔にある温泉ホテル「環湖荘」のスタッフで「スプーンの神様」と異名を取った故常見忠さん(中日釣ペンクラブ同人)の一番弟子・川田道紀君がキャンプ村の村長に就任したのを機に、それまで長年禁漁になっていた菅沼の解禁を実現させたのです。
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ルアー&フライマン羨望の釣り場だった菅沼をオープンさせるに当たり、川田村長は丸沼の釣りインストラクター時代に知り合った“御贔屓”に声を掛け、同沼の環境保護や稚魚放流資金の供出などを条件に、会員になるとボートの優先予約が可能な「SFC」を設立したのです。
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当然、私も入会しましたが、中日新聞社を定年退職してからは高校時代の釣友・石田和外君(宇都宮市在住)や玉越和夫君(所沢市在住)たちをモデルに誘い、1年の半分が禁漁となる同沼の“釣査”に参加しています。
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午前7時集合、8時出船(ボート釣りでルアー&フライ限定、魚は全てキャッチ&リリース)17時帰還というスケジュールですが、この日は11時ごろから雨雲が接近し、正午には本降りになったので、私たちは12時半に納竿して午後1時すぎ、それぞれ帰途に就きました。
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菅沼の解禁当初は丸沼と堰堤続きになっている下流の「大尻沼」と隔年で解禁するシステムでしたが、昨今は釣りファンの要望で両沼とも週末を中心にした期間限定で解禁されるようになりました。
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日本のフライフィッシング発祥の地ともいわれる日光・中禅寺湖と湯川は宮内省御料局があった時代、中禅寺湖畔に造られた養魚場の技師が北海道産のヒメマスを菅沼に放流したところ、中禅寺湖より大きく育ったため同沼と丸沼を所有している群馬の大富豪・千明(ちぎら)氏が網漁を許可し、捕獲したヒメマスを日光の旅館などに卸していました。
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この時代、湯川の入漁料が一日1円、中禅寺湖は同50銭だったのですが、私有地の丸沼や菅沼は貴族院議員の鍋島桂次郎をはじめとする政財界人や釣り好きの北白川宮ら一部の人しか竿が出せませんでした。
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国道120号は、「金精道路」とも呼ばれ、1995年に無料開放されるまで840円(普通乗用車)の通行料が取られる有料道路でした。前述の北白川宮が丸沼へ釣行する際、群馬県が丸沼まで道路を整備した後年、金精トンネルが開通して栃木県日光まで行き来できるようになったのです。
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明治時代後半、英国で「貴族のスポーツ」として嗜(たしな)まれていたフライフィッシングが日本に伝わり、帝都・東京に近い避暑地の日光・中禅寺湖、そして深山幽谷の丸沼がルアー&フライフィッシングの地になってから100年を超す月日が刻まれましたが、ここ菅沼と丸沼周辺は私が通い始めた約50年前と自然環境は全く変わっていません。
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菅沼は三つの沼が連なった水域の総称で、キャンプ村がある上流の「清水沼」と細い水路で繋がっている「弁天沼」が釣り場で、その先にある北岐沼は永年禁漁のままです。
丸沼より標高が高い1740mの高地にあり、東京の気温が今年初めて30℃を記録した当日も朝方は10℃を下回る“寒さ”だったのです。
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私たちは各自スプーンを使い、ハーリングとキャスティングで清水沼を周回しながら釣査しましたが、岸際のカケ上がりは無論、湖面中央でも当たりが続出し、玉越君と石田君は納竿した昼すぎまでに計20余のヒットを数え、玉ちゃんは7キャッチ&リリース。石田君は釣率5、6割と快釣でした。
ちなみに小生は10ヒット、4キャッチ&リリースでしたが、逃がした魚の1尾はボートの真下まで引き寄せたとことでハリが延ばされ痛恨のバラシ。これは玉ちゃんも視認しましたが、目測70㎝はあるデカマスでした。
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今年は6月17日(土曜)を皮切りに10月20日まで、週末を中心に解禁されますが、ボートは30隻しかなく貸し出しは完全予約制になっています。
申し込み多数の場合は抽選もしくは相乗りになります。詳細は菅沼キャンプ村のHPを参照ください。

この記事へのコメント

菅沼大好き
2017年07月10日 18:45
菅沼で釣をされる以上ルールはご存知かと思いますが、確か菅沼ルールでは魚を水から上げる事、魚に直接触れる事は禁止事項となっているものと認識しております。
SFCの規約については知らない事もあり申し訳ありませんがSFC自体は菅沼で釣をする場合、菅沼ルールは適応されないと言う認識でよろしいでしょうか。

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